令和4–6年 宮崎県衛生統計年報と健康づくり推進センター公式SMRを素材に、二次医療圏ごとの死亡格差を年齢構造・年齢調整死亡率・医療資源の観点から分解した地域分析。
8圏域(都城は死亡データ欠で除外)の散布と単回帰。点にカーソルで圏域の素性が出る。延岡は粗死亡率18.45‰でトレンド線上にほぼ乗る。
左=粗死亡率の順位(1位=最も高い)。右=年齢調整死亡率(直接法・平成27モデル人口)の順位。高千穂は粗で最悪でも、年齢を揃えると最良級へ大きく下降——高さはほぼ全部が高齢構造。逆に延岡は調整後に最上位へ上昇=年齢で説明できない残差。
直接法ASMR(平成27年モデル人口・10万対)。区間が重ならなければ統計的に差あり。延岡(最高)と宮崎市(最低)はCI非重複=年齢を除いてなお差が残る。県基準SMR(全国=100)でも延岡120.4・宮崎市97.8。
人口10万対 医療施設従事医師数。県平均は282.2(橙線)。宮崎市が突出(県内医師の約52%が集中)し、中央・高鍋・高千穂は県平均の半分前後。なお医師密度と死亡率の間に強い関係は見られない(死亡は年齢主導)。
脳卒中病型(3年451件)の構成は県・全国とほぼ同一。延岡の「脳卒中超過」は率比検定で過大評価を否定された。
延岡 男40–64 脳卒中 vs 県:率比 1.28 [95%CI 0.82–1.91] =有意でない。脳卒中は県レベル現象で、延岡は標準的な一部。延岡の年齢調整死亡率は最高だが、その超過を脳卒中という特定病型で説明する仮説は支持されない。