宮崎県・延岡市 / 製造品出荷額
宮崎県 製造品出荷額 ─ 名目・価額ベースでは半導体喪失が識別されない
延岡市は宮崎県最大の製造拠点(県の約2割)。AKM半導体工場の焼失(2020年10月)にもかかわらず、延岡の製造品出荷額は増加し県内シェアも上昇しました。理由は延岡の中心が旭化成の化学・繊維・医薬で、これが2021–22年に伸びたため。電子部品の喪失は金額では総額に埋もれて見えません。まず2Dの折れ線で全体を確認し、「⤢ 3Dモード」で県の業種別出荷額(億円)のラインの間を飛行する立体表示に切り替えられます。予測ではありません。
VIEW: 2D LINE CHART
公的統計の実数による分析・教育用の可視化(予測ではありません)
① 延岡市 vs 宮崎県 ─ 製造品出荷額(億円)
従業者4人以上 / 2013–2022実績 / 延岡は4時点(2015・2020=センサス、2021・2022=事業所調査)
宮崎県 計(左軸)
延岡市(左軸)
延岡シェア(右軸 %)
県計は2022年18,195億へ。延岡は火災を挟んでも増加し、シェアは18.2%→21.7%へ上昇。総額で見るかぎり「延岡が震源」という痕跡はゼロ。AKMの喪失は総額には現れない。
※2020→2021でシェアが跳ねるのは化学の伸びに加え、センサス→事業所調査の集計範囲差(接続注意)も含む。
② なぜ落ちないか ─ 宮崎県 業種別 出荷額(億円)
従業者4人以上 / 2013–2022実績(県計の内訳)/ この3本が3Dの対象
食料品
化学(旭化成系)
電子部品・デバイス
化学は2020年1,276億→2022年1,927億へ急伸(旭化成の延岡が主力)。食料品も4,184億へ拡大。一方、電子部品の名目出荷額は減少しない。価額は数量×価格に分解でき、半導体価格の上昇とファブライト化に伴う付加価値シフトが数量の減少を相殺し、さらに化学への業種構成シフトが県計を押し上げる。価額ベースの集計統計では当該供給ショックは識別されず、数量ベースの生産指数(IIP)でのみ顕在化し、電子部品は2024年に37へ低下した。
業種別 出荷額(億円)を立体化 ─ ラインの間を飛行
宮崎県 製造品出荷額・億円(食料品/化学/電子部品, 2013–2022)
全景 → ライン間飛行 → 全景に戻って終了 / DRAG = 視点 WHEEL = 速度 SPACE = 停止
化学(緑)が2020→2022で急伸して総額の床を押し上げ、食料品(紫)も高水準。電子部品(桃)は金額では崩れない。立体で見ると「金額では誰も谷に落ちていない」=金額統計ではAKM打撃が映らないことが地形として分かる。
出典:宮崎県/総務省・経済産業省「経済センサス-活動調査(製造業)」(2015・2020)、「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」(2021・2022)第14表・第29表。延岡=市町村別製造品出荷額等(従業者4人以上)。
注:2015・2020は経済センサス、2021・2022は事業所調査で集計範囲が異なり単純比較不可(接続注意)。金額は製造品出荷額等(価額)で、生産“数量”指数(IIP)とは別概念。市町村別×電子部品は秘匿(X)。3D配置・飛行は理解を助ける演出で、奥行き(系列の並び順)に定量的意味はありません。本資料は教育・分析目的で、当社の他事業や予測とは無関係。すべてブラウザ内で描画し、データの外部送信はありません。